島原市の島原農業高食品部が5年がかりで開発したおからの溶解液を使った「環境保全型豆腐製造の研究」が、第51回日本学生科学賞中央最終審査で、3席に当たる環境大臣賞を受賞した。島原温泉水でおからを溶かす独自の技術として特許出願中で、来月にも登録される見込み。地元業者に実用化へ向けた動きもあり、田中雄祐部長(17)=食品科学科2年=は「島原の豆腐製造業の間で技術が広がってくれれば」と期待している。
同賞は全日本科学教育振興委員会などが主催。全国の中、高校が約8500件の研究成果を提出し、各県の審査を経て、23‐25日に東京で最終審査が行われた。同高食品部からは、田中部長と園田加菜美さん(17)=同学科2年=が出席。圧力鍋に温泉水とおからを入れて煮ると、おからの70%を溶解できることなどを説明した。
同部によると、この方法を導入した場合、全国で産業廃棄物として出されるおからの量を年間約56万トン削減し、年間約42億円の処理費用を削減できる見込み。また豆腐製造時に、おから溶解液で大豆を煮ると、糖分と繊維質の多いおいしい豆腐が出来上がるという。
既に地元の豆腐製造業者が導入を検討しており、新たな名物誕生への期待も高まっている。園田さんは「健康にもいい豆腐なので、ぜひ普及してほしい」と話している。
=2007/12/28付 西日本新聞朝刊=2007年12月28日11時29分
同賞は全日本科学教育振興委員会などが主催。全国の中、高校が約8500件の研究成果を提出し、各県の審査を経て、23‐25日に東京で最終審査が行われた。同高食品部からは、田中部長と園田加菜美さん(17)=同学科2年=が出席。圧力鍋に温泉水とおからを入れて煮ると、おからの70%を溶解できることなどを説明した。
同部によると、この方法を導入した場合、全国で産業廃棄物として出されるおからの量を年間約56万トン削減し、年間約42億円の処理費用を削減できる見込み。また豆腐製造時に、おから溶解液で大豆を煮ると、糖分と繊維質の多いおいしい豆腐が出来上がるという。
既に地元の豆腐製造業者が導入を検討しており、新たな名物誕生への期待も高まっている。園田さんは「健康にもいい豆腐なので、ぜひ普及してほしい」と話している。
=2007/12/28付 西日本新聞朝刊=2007年12月28日11時29分