地元産甘夏使い新開発 島原温泉水でマーマレード 島原農高 薬品使わず安全性高く
島原市の島原農高食品加工部が、島原温泉水を使った「温泉マーマレード」の開発に成功した。同部によると、薬品を使わずに果実のゼリー化に必要な成分を抽出できるため、安全性が高く、製造工程の短縮にもつながるという。原料には地元産甘夏を使っており、新たな名物として期待されている。
果物をジャムやマーマレードにするには、ペクチンという食物繊維の一種を果肉から抽出することが必要。これまでのマーマレードの製法では、果肉を薄い塩酸に一晩漬け、さらにクエン酸を加えて取り出していた。
同部は昨年、豆腐製造の際にできるおからを温泉水で溶かすことに成功。この技術を応用してペクチンを取り出せないか試したところ、温泉水で40分間煮るだけで抽出できることが分かった。抽出技術については特許を出願した。
同部の園田加菜美さん(17)=食品科学科2年=は「ペクチンの抽出時間や果実と温泉水との混合割合に苦労したが、安全でおいしい商品ができた」と胸を張っている。
温泉マーマレードは1瓶250グラムで、価格は400円。年間300‐400本の生産を予定している。温泉に甘夏が入っているラベルのイラストは、田中雄祐部長(17)=同=が描いた。4月から同校で月1回開かれる「スクールショップ」で販売する。
=2008/01/22付 西日本新聞朝刊=
果物をジャムやマーマレードにするには、ペクチンという食物繊維の一種を果肉から抽出することが必要。これまでのマーマレードの製法では、果肉を薄い塩酸に一晩漬け、さらにクエン酸を加えて取り出していた。
同部は昨年、豆腐製造の際にできるおからを温泉水で溶かすことに成功。この技術を応用してペクチンを取り出せないか試したところ、温泉水で40分間煮るだけで抽出できることが分かった。抽出技術については特許を出願した。
同部の園田加菜美さん(17)=食品科学科2年=は「ペクチンの抽出時間や果実と温泉水との混合割合に苦労したが、安全でおいしい商品ができた」と胸を張っている。
温泉マーマレードは1瓶250グラムで、価格は400円。年間300‐400本の生産を予定している。温泉に甘夏が入っているラベルのイラストは、田中雄祐部長(17)=同=が描いた。4月から同校で月1回開かれる「スクールショップ」で販売する。
=2008/01/22付 西日本新聞朝刊=