野江城跡など視察、連携確認 長崎市世界遺産推進本部
長崎市世界遺産登録推進本部(本部長・田上市長)の椎木恭二副本部長(副市長)らが六日、世界遺産国内暫定リスト入りした「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の南島原市内の構成資産を視察した。
同登録には地域の人々との交流を通じた速やかな対応が重要。関係五市二町の連絡態勢整備などを図り、構成資産の実態を把握するのが狙い。長崎市の推進本部は十、十一の両日に五島市、新上五島町、小値賀町、二十日に県北地区の全構成資産を視察する予定。
この日は長崎市の椎木副本部長ら三人と県世界遺産登録推進室の藤村誠指導主事が南島原入り。まず、岩本公明南島原市副市長、同市教委文化財課と懇談。岩本副市長は「世界遺産登録に向けて今後、担当部署を新設し、対策を強化する」などとあいさつ。椎木副本部長と世界遺産登録に向け緊密な連携をしていくことを確認した。
引き続き、南島原市西有家町の吉利支丹墓碑、同市北有馬町の日野江城跡、同市南有馬町の原城跡(いずれも国指定史跡)を視察した。同市教委文化財課の鬼塚俊範主査が各史跡の概要などを説明。椎木副本部長は「五市二町のネットワークづくりを頑張りたい」と話した。
また、一行は、長崎市の端島(通称・軍艦島)などを含む「九州・山口の近代化産業遺産群」の世界遺産登録への動きに対応し、南島原市口之津町の口之津歴史民俗資料館(旧長崎税関口之津支署庁舎、県文化財)も併せて視察した。