ニュースタイムズ
2008.02.25(月) 長崎新聞
「島鉄南線廃止は影響大」 島原でまちづくり講演会

 公共交通をテーマにしたまちづくり講演会(島原中心市街地街づくり推進協議会など主催)が二十二日、島原市片町の島原駅二階ホールであり、岡山県で路面電車を通じてまちづくりに参加している岡将男さんが「地球温暖化時代-鉄道はまちづくりのシンボル」の題で講演した。

 市民約五十人が参加。岡さんは市民グループ「RACDA(路面電車と都市の未来を考える会)」の会長で、全国各地の赤字ローカル線の存続運動にもかかわっている。講演では三月末で廃止予定の島原鉄道南線(島原外港-加津佐間)などをテーマに話した。

 地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出削減や、お年寄りら交通弱者対策の視点から鉄道の必要性を強調。昨年十月施行の「地域公共交通活性化再生法」の意義を説明し、運行と保有・維持の主体を分離する「上下分離方式」の導入など公共交通維持に向けた行政の積極的な取り組みを求めた。

 岡さんは「島鉄南線が廃止されれば、島原半島南部の観光は大幅に衰退し、島原市への影響も大きい」と指摘。廃線の危機を乗り越えた全国各地の事例を紹介し、「鉄道を残すのは先人に対する責任。市民が汗を流し、メディアも活用しながら熱意をアピールしてほしい」とアドバイスした。