ニュースタイムズ
2008.02.29(金) 西日本新聞
105年、家政科の歴史に幕 県立口加高で閉科式

 県立口加高校家政科の閉科式が28日、南島原市口之津町の同校で開かれた。最後の同科卒業生となる3年生27人のほか、全校生徒や卒業生、地域の住民らが参加し、105年の歴史に別れを告げた。

 同校は1902(明治35)年、私立口之津女子手芸学校として創設。30年に県立口加高等女学校、48年に現在の校名になった。新年度から家政科が廃止になり、普通科の生活創造コースに代わるのを前に、家政科の3年生は創設当初の女学生をイメージしたはかま姿で閉科式に出席した。

 56年度卒業の久間キミさん(69)=同市加津佐町=が当時の高校生活を振り返りながら「女性としてふさわしい教育を受けさせていただいたことを感謝しています。卒業生のみなさんも故郷を忘れないでください」とあいさつ。3年の林亜弥さん(18)が「生活創造コースのみなさんは、家政科のよき伝統を伝え、発展させてください」と呼び掛けた。

 続いて、高等女学校時代のシンボルのアヤメをデザインして3年生が製作した旗が後輩の生徒たちに渡された。

 家政科の卒業生は明治時代の最初の卒業生から数えて2652人になるという。


=2008/02/29付 西日本新聞朝刊=



2008.02.29(金)  読売新聞

口加高の家政科が閉科 105年の歴史振り返る

 家政科が3月末で閉科される南島原市の県立口加高(吉川美智子校長、565人)で28日、閉科式が行われ、105年間の歴史に幕を下ろした。

 同校は1902年(明治35年)、同科の前身となる私立口之津女子手芸学校として創立され、県立口加高等女学校などを経て、63年に現在の口加高家政科となった。少子化などの影響で生徒数が減少し、2006年度から同科の募集を停止していた。

 式には、同科の最後の卒業生となる3年生27人が手作りのはかま姿で出席。全校生徒や約140人のOBらとともに、105年の歴史をスライドで振り返り、同科3年の林亜弥さん(18)が「家政科がなくなるのはさみしいが、後輩が良き伝統を受け継いでくれると思う」とあいさつした。

 また、県立口加高等女学校時代の校旗に描かれたあやめをモチーフにして3年生が制作した旗(縦1メートル、横1・3メートル)が後輩に託され、閉科記念碑の除幕式もあった。

 来年度からは普通科のみとなり、家庭科を多く履修する生活創造コースが新設される。

(2008年2月29日読売新聞)