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2008.03.06(木) 長崎新聞
日野江城跡復旧工事始まる 二の丸跡など復元

 長崎県の旧南高北有馬町が文化庁長官の許可を受けず、同町内の国指定史跡・日野江城跡で桜植樹工事を行い、史跡の一部を損壊した問題で、南島原市教委は五日までに損壊個所の一部の復旧工事を始めた。

 同市文化財専門委員会(委員長・服部英雄九州大大学院教授)が昨年二月、本丸跡北東側の武者走りなど重要度が高い十二カ所を優先復旧させることを決定。本年度はこのうち、二の丸跡、石垣途中の平たん部(犬走り)など損壊が地下にまで及ぶ四カ所で復旧工事を行うことを決定。同市教委は工事に先立って昨秋、この四カ所で損壊状況などを見極める遺構確認調査を実施。その結果を基に施工する。

 工事は応急手当てとして配置した土のうを、設置後に雑草が生えて、景観を保つ植生土のうに置き換えるなどして損壊前のおおよその地形を復元。請負業者によると、土のうの置き換えなどはほとんどが手作業。四カ所の施工は二十一日ごろまでに終了する予定。