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2008.03.22(土) 長崎新聞
島鉄南線存続請願を不採択 南島原、島原市議会廃止を事実上容認

 島原鉄道南線(島原外港-加津佐間)の廃止問題で、南島原、島原の両市議会は二十一日の本会議で、それぞれ南線存続を検討するための法定協議会設置を求める市民団体の請願を採決。いずれも賛成少数で不採択となった。両市議会が南線廃止を事実上容認したことで、存続は極めて難しい情勢になった。

 請願は存続運動を続ける「島原半島を未来につなぐ会」(泉川欣一代表世話人)が、両市議会に提出していた。

 うち、南島原市議会は今月五、十九日に全員協議会を開き、つなぐ会、島鉄双方の意見を聴取。二十一日の採決は十三対十六の賛成少数だった。

 反対討論では「法定協設置も休止も島鉄の判断にかかっているが、島鉄側は廃止を明言しており、採択しても実効性がない」「島鉄が廃止方針を固めている以上、採択しても市民の期待には応えられない。住民が困らないような措置の充実に動くべき」などの意見があった。

 賛成討論では「島鉄の判断に基づいた廃止ありきの議論になっている」「南島原では世界遺産登録を目指す史跡があり、多くの観光客を呼び込むことを目指しているのに、鉄道をなくしてしまうのは反対」などの意見が出された。

 傍聴した市内の女性(45)は「自分たちが選挙で選んだ人たちの判断だと思うと悲しく、悔しい。本当の自分の気持ちで判断したのか疑う」と不満をあらわにした。

 松島市長は「署名に賛同した市民や賛成した議員の思いをどう生かすかが今後大事になる。公共交通を活性化するため、一緒に行動していきたい」と話した。

島原市議会は5対17

 ○…島原市議会の採決は、五対十七の賛成少数だった。

 同市議会は既に請願を総務委で審査し、不採択としていた。二十一日の本会議では「市民の署名の重みを受け止めるべき」「廃止を撤回して休止にさせ、話し合いの場を」など請願に賛成する意見もあった。

 一方、別の市民が提出した「島原鉄道の島原市から諫早市間の総合連携計画作成のための法定協議会設置にかかる請願」は全会一致で採択した。

 傍聴した男性(42)は「南線存続を願い、せめて話し合う場を設けてほしいという四万以上の声を無視する議会とは一体何なのか。島鉄は『南線を残せば会社そのものが危うい』と主張するが、鉄道は会社だけのものではないということをもう一度考えてほしい」と話した。(島原)



毎日新聞

島原鉄道:南線廃止問題 存続検討の請願を否決--島原、南島原市議会 /

 島原鉄道の南線(島原外港-加津佐間)廃止問題で、島原、南島原両市議会は21日の最終本会議で、南線存続を検討するための請願を否決した。

 「島原半島を未来につなぐ会」(泉川欣一代表)が請願していた。(1)地域公共交通再生法に基づき存続を検討するための法定協議会を設置する(2)協議会で市長から島原鉄道に南線廃止撤回を申し入れる(3)廃止でなく運行休止状態で存続させる--ことを求めていた。

 この日の両議会では「廃止を望む人はいない。最後の最後まで頑張るべきだ」「市の能力を超えた負担が発生する」などの意見が出されたが、島原市議会では賛成5(反対17)、南島原市議会では賛成13(反対16)との結果になった。

〔長崎版〕

毎日新聞 2008年3月22日



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