南島原市深江町の「ふかえ桜パーク」で27日、雲仙・普賢岳火砕流の最長到達地点へのイチョウ植樹が行われた。太田一也九州大名誉教授が新たに測量して、同パーク内の火口から5.6キロ地点を最長到達地点に特定。3本のイチョウと、火砕流の脅威を伝えるパネルが設置された。
1990年からの噴火に伴う火砕流は、目視だけで6000回以上に達し、家屋約800棟が焼失した。最も遠くまで達した火砕流は93年7月19日に発生。到達地点の大まかな位置は分かっていたが、太田名誉教授が国交省雲仙復興事務所とともに過去の地図や写真を突き合わせ、正確な位置を割り出した。
太田名誉教授は「火砕流到達範囲にイチョウを植え、災害を後世に伝えていきたい」と話した。
=2008/03/28付
西日本新聞朝刊=