「島原復興のシンボル」と呼ばれ、昨年11月に定期運行を終えた島原鉄道の観光トロッコ列車が29日、南線(島原外港‐加津佐間)の廃線を前に特別運行された。定員の115席は予約で満席。沿線では多くの鉄道ファンが南線を走る最後の姿を写真に収めようとカメラを構えていた。
トロッコ列車は、雲仙・普賢岳噴火災害で寸断された線路が1997年4月1日に全線復旧したことを記念し、運行を開始。11年間に約31万人の観光客を運んだ。
この日は午前9時44分に島原駅を出発、加津佐との間で折り返し運行した。南島原市深江町の水無川で撮影していた福岡市早良区の三根繁さん(71)は「会社勤めのときに、島鉄重役だった宮崎康平さんのお世話になったことがある。ゆかりのある路線が消えると聞いて、泊まりがけで来ました」と話していた。
特別運行は30日も行われる。
=2008/03/30付 西日本新聞朝刊=