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2008.04.01(火) 読売新聞

「さよなら南線」住民ら別れ惜しむ 島原鉄道

 島原鉄道(本社・島原市、諫早―加津佐間78・5キロ)の南側半分にあたる島原外港―加津佐間(南線、35・3キロ)が31日、最後の運行を終えた。島原、加津佐両駅ではセレモニーがあり、多くの住民や鉄道ファンが、80年続いた鉄路に別れを告げた。

 同区間は口之津鉄道として1928年に開通。43年、島原鉄道に吸収合併された。雲仙・普賢岳の噴火災害では計13回被災したが、97年4月に全面復旧。

 しかし、利用客は減少を続け、2005年度は210万人と、90年度に比べ約54万人減。05年度の赤字は約1億7000万円となり、同社は昨年1月、南線の廃止を発表していた。

 島原駅では、運転士の林田勝喜さん(35)らに花束が渡された後、午後8時20分ごろ、「ありがとう南線」と書かれたヘッドマークを付けた諫早発加津佐行きの最終下り列車が、汽笛を鳴らしながらゆっくりと出発。住民らは「さようなら」などと手を振りながら見送った。

 最終列車に出発指示を出した前田森義駅長(57)は、97年の全面復旧時、同駅で始発列車に出発指示を出したこと振り返り、「当時、廃止は予想もしてなかっただけに、残念」とさみしげ。通院で利用してきたという南島原市南有馬町の村田フミ子さん(75)は「廃止はさみしい。バスは遅れることも多く、不便になるかも」と話していた。

(2008年4月1日  読売新聞)



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