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2008.04.01(火) 西日本新聞

「さらば」島鉄南線 拍手の中最終列車 島原外港‐加津佐

長崎県島原半島南部を走る島原鉄道南線(島原外港‐加津佐)が3月31日の運行を最後に廃止された。上下最終電車の始発駅となった同県島原市の島原駅、同県南島原市の加津佐駅の両駅であったお別れのセレモニーには、多くの住民や鉄道ファンが詰め掛け、80年の歴史を刻んだ鉄路に別れを告げた。

 同線は1928年、口之津鉄道として開通。90年から始まった雲仙・普賢岳噴火災害では、4年間にわたって一部区間が運休した。近年は高校生や高齢者の交通手段として活躍してきたが、過疎化の進行で赤字が拡大し、廃線が決まった。

 この日は名残を惜しむ人たちで混雑し、ダイヤは終日遅れがち。島原発の下り最終列車は、定刻より15分遅れの午後8時25分、拍手に包まれてホームを離れた。お別れのセレモニーで塩塚吉朗社長は「存続のため最大限の努力をしたが、力及ばず廃線となった。残った路線の活性化のため、全力を尽くしたい」とあいさつした。

 1日からは代替路線バスが運行される。


キハ20形も運行終了

 半世紀にわたって島原鉄道を走った旧国鉄のディーゼルカー「キハ20形」も31日、南線廃止とともに運行を終えた。

 キハ20形は旧国鉄が1957年に開発。島鉄には58年から乗り入れ、現在は8両が朝夕の時間帯に運行されていた。

 31日の運行列車はほとんどが同形で、前面に赤い3本ヒゲが入った「旧島鉄色」車両には「さよなら南線」のヘッドマークが取り付けられた。沿線は、最後の姿をカメラに収めようとする鉄道ファンでにぎわった。島鉄は車両の売却先を探しているが、決まらなければ解体される見通し。


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