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2008.04 01(火) 毎日新聞
島原鉄道:「南線」80年の歴史に幕 市民の反応、賛否分かれる

 ありがとう南線、さようなら南線--。島原鉄道の「南線」(島原外港-加津佐間35・3キロ)が80年の歴史に幕を閉じた31日、多くの市民や鉄道ファンが別れを惜しんだ。利用者からは「仕方ない」「生活に影響する」といった声が交錯した。【山崎太郎】

 南線廃止と同時に、8両のキハ20型も老朽化を理由に引退。キハ20型は旧国鉄から払い下げられた通称「旧国鉄色」や、フロントに3本線が入った通称「三本ヒゲ」などがあり、ファンから親しまれていた。

 この日は南線のほぼ全便でこのキハ20型を2両編成で運行。「ラストラン」を体験しようと、全便が満席となった。さいたま市の団体職員、新井達生さん(45)は「立派な橋まで造ったのに、廃止になるのは残念。島鉄の沿線は本当に景色がいいんですよ」と廃止を惜しんだ。

 一方、「生活の足」として利用していた市民の反応は複雑だ。孫と島原城観光に来ていた南島原市加津佐町の白石昭元さん(69)は「普段は息子の車に乗せてもらっているので不便はない。赤字が膨らんだのだから廃止は仕方ない」。逆に、南島原市の布津駅そばに住む主婦の吉岡恵美子さん(47)は「母が島原への通院に時々使うので影響は大きい」と不安を募らせた。

 島鉄は廃止の善後策として、4月1日以降バス増便を計画している。通学で使っている島原高校2年、原田翔哉さん(16)=南島原市有家町=と松尾瑠偉さん(同)=同市南有馬町=は「電車は揺れないし座れるから乗っている間も勉強できた。バスは座れないかもしれないので大変です」と話していた。

〔長崎版〕

毎日新聞 2008年4月1日 地方版






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