南島原市深江町の「ふかえ桜パーク」でこのほど、イチョウの植樹があった。普賢岳災害(90~96年)の火砕流が最も流れ下った地点を示すために植えられたもので、国交省雲仙復興事務所の主催。市、県などから約30人が出席した。
93年7月19日に発生した火砕流は火口から約5・6キロ流下し、国道57号を越えた。イチョウの植樹は「普賢岳のホームドクター」太田一也・九州大名誉教授が「黄色く色づくと、遠くからでも火砕流到達地点が一目で分かる」と提唱していた。事務所は火砕流の流れた範囲を中心に04~09年度で計約500本のイチョウを植える計画。
この日は出席者が3本のイチョウに土をかぶせたほか、「火砕流最長到達点」を紹介する説明板と標柱が除幕された。太田名誉教授は「災害を後世に伝える活動に少しでも役立てば」とあいさつした。【山崎太郎】