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2008.05.08(木) 読売新聞

島鉄への思いをCDに

 3月に「南線」(島原外港―加津佐駅)が廃線となった島原鉄道(本社・島原市)を応援しようと、島原市亀の甲町、葬儀会社役員本多邦年さん(53)と南島原市南有馬町、リサイクルショップ経営旭芳郎さん(54)が歌を作った。無償提供を受けた島原鉄道は、創立100周年記念事業の一つとしてCD化し、11日から販売する。2人は「島鉄を支えるためにも、ぜひ、聞いてほしい」と話している。(篠原太)

 20歳代のころ、「BOBBY」という芸名でシンガー・ソングライターとして活動していた本多さんが2月、「南線への住民の思い出を後世に伝え、残る路線を支えるために何かできないか」と応援歌作りを思いついた。島原農高の同級生で、詩集を出版したこともある旭さんに作詞を依頼した。

 本多さんが曲を付け、同社を応援する「幸福の黄色い列車」と、南線を惜しむ「さよなら島鉄南線」の2曲を約3か月で完成させた。CDには2曲を収録し、「はばたけ島原鉄道」のタイトルを付けた。

 「幸福の黄色い列車」は、黄色い列車が残った島原―諫早間を元気よく走る様子をアップテンポな曲に乗せている。13分20秒ある「さよなら島鉄南線」は「南蛮貿易、からゆきさん 口之津駅に降り立てば、天草鬼池船が出て 沖にはイルカの群れが待つ」など、歴史や思い出を19番までの歌詞にまとめ、哀愁漂うゆっくりとした曲調に仕上げた。いずれも本多さんが歌っている。

 2人とも旅行や通学などで鉄道を利用してきたといい、本多さんは「島鉄に多くの人が乗ってくれるきっかけになれば」、旭さんは「環境に優しい鉄道を守っていきたい」と話している。

 CDは2000枚を作った。1枚1000円で、島原、南島原などの有人駅や島鉄バスの営業所などで販売する。問い合わせは同社鉄道課(0957・62・2232)へ。

2008年5月8日  読売新聞)



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