島原市と諫早市を結ぶ島原鉄道(本社・島原市)が創立100周年を迎え、その記念式典が9日、市内のホテルで開かれ、関係者約200人が参加した。塩塚吉朗社長は「新しい100年に向けてスタートを切ります」と宣言した。
島鉄は1908(明治41)年5月5日創立。2度の世界大戦、57年の諫早大水害、90~96年の普賢岳災害などで再三線路が寸断される危機に陥ったが、乗り越えてきた。
一方でマイカー普及と少子高齢化から、輸送人員減少に歯止めがかからず、80年の歴史がある南線(島原外港-加津佐間35・3キロ)を3月いっぱいで廃止し、現在は北線(諫早-島原外港43・2キロ)だけの営業となった。
式典で塩塚社長は「南線廃止は苦渋の決断だった。北線存続に全力を傾注したい。地域と共に歩み、愛される島鉄目指して頑張ります」とあいさつした。
式典に先立ち、今秋ロードショーの映画「まぼろしの邪馬台国」原作者の故・宮崎康平氏の妻・和子さんが「前向きに生きる」と題して講演した。【山崎太郎】
〔長崎版〕