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2008.05.21(水) 読売新聞

普賢岳大火砕流から17年

 43人の犠牲者を出した1991年の雲仙・普賢岳大火砕流から来月3日で丸17年になるのを前に、研究者や島原、南島原市などの防災関係者など53人が20日、噴火でできた平成新山(1483メートル)に登った。

 平成新山は90年からの噴火で出来た溶岩ドーム部分。今も災害対策基本法に基づく警戒区域に設定され、立ち入りが禁止されている。九州大地震火山観測研究センター(島原市)の観測に合わせ、防災関係者に平成新山の現況を知ってもらい、防災に役立ててもらおうと、同センターが毎年、この時期に行っている。

 山頂一帯は、赤茶けた大小の岩が積み重なり、風化で岩自体ももろくなっており、東側の溶岩ドームは島原市側に大きくせり出していた。また、噴火終息期の95年には700度以上あった火口の噴気は、この日の測定では昨年とほぼ同じ210度だった。

 同センターの清水洋教授は「火山活動は安定し、すぐに活発化することない。ただ、直下型の地震が起きれば、岩が滑り落ちる可能性がある」と今後も警戒が必要と訴えた。

2008年5月21日  読売新聞)



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