九州北部に梅雨前線が停滞した21日、県内は終日雨模様となり、時折雨脚が強まった。雲仙市や南島原市でがけ崩れが発生。空のダイヤにも影響が出るなどした。
長崎海洋気象台によると、18日午後11時の降り始めから21日午後5時までの積算雨量は、雲仙岳219ミリ、佐世保市201ミリ、平戸市143ミリと各地で100ミリを超え、長崎市では48ミリを記録した。
県などによると、同日午前8時半ごろ、南島原市加津佐町の国道389号線で、のり面が幅約8メートル、高さ約7メートル、奥行き0・5メートルにわたって崩れ、土砂が道路を覆い、一時全面通行止めとなった。
雲仙市小浜町では午前10時ごろ、木造一部2階住宅の裏の高さ5メートルの畑から、直径約2メートルの石や土砂が、1階部分に流入。天井などを壊したが、けが人はなかった。この家と隣の2世帯、10人が自主避難した。また、南島原市西有家町の有家川の護岸が15メートルにわたり崩落。同市内では2戸が床下浸水した。
空の便では、長崎―壱岐、長崎―対馬、長崎―五島間の10便が欠航するなどダイヤが乱れた。
同気象台は「雨は、22日明け方にいったん上がるが、すでに地盤が緩んでいるところもあり、土砂災害に注意が必要」としている。
(2008年6月22日 読売新聞)