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2008.07.01(火) 長崎新聞

島鉄南線廃止から3カ月 レールさび、雑草茂る

 島原鉄道(本社島原市)の南線(島原外港-加津佐、三五・三キロ)が廃止されて、一日で丸三カ月。この間、列車の往来がなくなったレールはさび、軌道周辺は雑草が茂るなど、徐々に寂れ、荒れ始めた。同社は七月中にもレールの撤去などを始める方針で、南線廃止後の処理が間もなく本格化する。かつて島原半島の動脈の一翼を担った南線だが、その面影は次第に薄れている。(南島原支局・辻秀敏)

 同社はレール、枕木、踏切施設の撤去作業を七月前半に着手する予定。既に業者を選定し、準備作業を開始した。四月から運行している南線代替のバスは主に高校生の登下校時間帯に集中運行しているが、トラブルなどはほとんどない。だが、南島原市布津町の自営業の男性(71)は「北有馬町の病院に南線で通っていたが、廃止されてからは行かなくなった」と、鉄道への愛着を捨てきれずに代替バスを敬遠する市民もいる。

 市内には今も百カ所以上の踏切が残り、一時停止を解除するため、同市は十二カ所分の改修工事費用を予算化。三年間で全踏切を改修する予定だ。

 公共交通体系の大幅な見直しも迫られており、五月末、地域公共交通活性化・再生協議会を設置。市内の公共交通空白地帯への対応を含め、論議が進んでいる。

 島原市に隣接する南島原市深江町。島鉄深江駅そばに住む農業の男性(78)は「列車の通る音が聞こえなくなり、寂しい。廃止後は線路の管理をしてない。きちんと対応してほしい」と、荒れた線路に顔をしかめつつ、島鉄への要望を込めた。




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