3月末で廃止された島原鉄道(本社・島原市)の「南線」の跡地利用について、同社の牛嶋和憲常務は29日、島原市内で開催された島原鉄道自治体連絡協議会(会長・吉岡庭二郎島原市長)の総会で、「行政に何とか利用してほしい」と話し、島原、南島原両市などに跡地の一体的な活用を要望した。
南線は島原外港以南の35・3キロで幅5~6メートル。総会後、取材に応じた牛嶋常務によると、跡地利用について同社で検討中だが、細長い形状のため、一括的な利用が難しいという。行政側で活用する場合は「賃貸か売却」を想定している。
南線は22日からレールや枕木の撤去作業が始まった。今後、踏切や遮断機の撤去も行われ、年内には作業を終える予定。
島原市は、県や住民団体、PTAなどでつくる「利活用検討委員会」を発足させ、8月1日に初会合を開くことにしている。
(2008年7月30日 読売新聞)