旧加津佐町長の元山芳晴さん(76)は学生時代「南目(みなみめ)(島原市以南)で知らない人はいない」と言われた。
39歳で町議選に立候補した時は妻ががんで入院中で、当選2年後に他界された。小5と小1の娘を抱え、仕事、議会、消防団活動に奔走。再婚した妻も合併が一番難しい時期に病が重くなり、合併3カ月後に帰らぬ人となった。
町議20年、町長12年、加津佐など8町が合併してからは南島原の副市長を2年務めた。副市長は7月末で任期半ばでの退職となったが、「今後は一市民として市政の革新に頑張りたい」と語った。
これまでの人生について、「半分は政治。波瀾(はらん)万丈だった」と振り返った。退職後、「市政の革新」にどうやって努めるのかまだわからないが、今後も「波瀾万丈」なのだろうか。【山崎太郎】
〔長崎版〕