シカの生産牧場を展開し、シカを使った製品を扱う南島原市口之津町の「ディアー・カンパニー」の八木偲社長らがこのほど、市役所を訪れ、シカ製品を松島市長らにアピールした。
八木社長はシカ肉の生ハムとロースト、ドリンク剤を「夏ばてにも効果的です」と市長にプレゼント。八木紀子常務取締役が「シカの命をもらっている。生産したシカは捨てる部分がないようすべて商品化しています。消費者、出荷先のデパートでの評価も高まっている」とアピールした。
試食した松島市長は「軟らかいし、違和感がなくおいしい。南島原など限定した場所でしか手に入らない『幻の』商品にできれば」と絶賛。同市では地域資源としての活用、PRの手法を検討する。
同社は現在、同町と雲仙市小浜町諏訪の池地区に計二十四ヘクタールの牧場を構え、約千頭を生産、放牧している。シカの袋角(生え始めのころの角)は人体に欠かせないアミノ酸がバランス良く含まれ、シカ肉とともに日本でも徐々に人気が高まっており、健康食品やドリンク剤、シカ皮を使ったコラーゲン商品など十数種類を生産している。
先月、同社の「鹿」が県の地域産業資源に指定され、活水女子大と「鹿肉ウインナー」の共同開発にも取り組んでおり、二十八日、長崎市で試食会を開く。
問い合わせは同社(フリーダイヤル0120・40・6900)。