◇経営基盤強化、医師不足解消
県と島原市、新上五島町など5市1町が一部事務組合「県病院企業団」を設立し、来年度から県立島原病院(島原市)や五島中央病院(五島市)など11病院を一体的に運営することになった。県と5市1町は、それぞれ9月議会で企業団設立のための議案を一斉に提案する。
これまで県や対馬市などは「県離島医療圏組合」を作り、離島の9病院を運営してきた。また島原病院と県立精神医療センター(大村市)は県が直接運営してきた。
県は06年に有識者による懇話会(会長=谷山紘太郎・長崎大学理事)を設け、県立病院と離島病院のあり方の検討を進めた。その結果、(1)島原病院は地域の基幹病院だが地元自治体とともに経営する(2)離島組合と一体化し経営基盤の強化を図る--べきとの結論に至った。離島組合に島原半島3市が加わる形で企業団が設立される。これにより半島3市には年間計約4400万~1億円の運営経費負担が生じる見通し。
県病院局は「医師不足の解消にもつなげたい。利用者にご不便をおかけすることはないと思う」としている。
また県議会の野党系議員で作る「改革21」は9月5日午後6時半から、島原市の島原文化会館でタウンミーティングを開き、病院統合について市民の意見を聞く。【山崎太郎】
〔長崎版〕