日本ジオパーク委員会(委員長・尾池和夫京都大総長)は二十日、東京都内で第三回委員会を開き、国内第一号となる「世界ジオパーク(地質公園)」への加盟申請地域として「島原半島」(本県)、「洞爺湖有珠山」(北海道)、「糸魚川」(新潟県)の三カ所を選定した。
世界遺産の「地質版」ともいわれる世界ジオパークは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が支援する世界ジオパークネットワーク(GGN、パリ)が認定。現地調査などを経て、来年秋にもGGNへの加盟が決まる。加盟が実現すれば、世界的な知名度向上などに伴う地域活性化が期待される。
島原、雲仙、南島原三市でつくる「島原半島ジオパーク推進連絡協議会」(会長・吉岡島原市長)が今年二月に発足。雲仙火山を中心とした豊富な地質遺産を生かし「火山と人間の共生」をテーマとしたジオパークに取り組んでいる。
同日夕、同委員会から“当選”の連絡を受け、吉岡島原市長、雲仙市の金子副市長、南島原市の岩本副市長が島原市役所で記者会見。吉岡市長は「行政と研究機関、住民が一体で取り組んだ成果と喜んでいる。観光や教育などあらゆる面に活用していきたい」と喜びを語った。