食品加工会社「キャセイ食品」(東京都)が、同社長崎工場(南島原市)で生産した中国産などがまざった冷凍野菜を国産と偽って販売したとされる問題で、県内でも同社の冷凍野菜を使った商品の取り扱いを停止するなど影響が出ている。
生活協同組合連合会コープ九州事業連合(本部・福岡県篠栗町)によると、今月から「九州産豚汁用野菜ミックス200g」など三品目の取り扱いを中止。取り扱いの開始時期はそれぞれ異なるが、先月末までに県内で約六万七千五百五十パック、約十三トンが販売されたという。生活協同組合ララコープ(本部・西彼長与町)は三品目に加え、「なすのはさみ揚げ」の供給も停止。いずれもスーパーでの取り扱いはなく、共同購入や宅配で販売されたという。同組合は十一日から、組合員に対し、今後の対応などが書かれたチラシを配布中。
また、グリーンコープ連合(本部・福岡市)は本県内で、「九州産ブロッコリー」を二〇〇二年三月から販売していたが、先月末に取りやめた。
産地偽装問題が波紋を広げる中、県が、キャセイ食品長崎工場を衛生面で優秀な施設として、〇五年度に表彰していたことも判明。
県生活衛生課によると、同表彰は各保健所の職員が立ち入り、廃棄物の処理方法などを審査する。同年度は、同工場を含め、食品施設十四施設を表彰した。同課は「衛生度を調べるための審査で、産地偽装を調べるものではない」としている。
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