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南島原市教委は14日、同市南有馬町の民家から「阿弥陀(あみだ)如来来迎図」が刻まれた石碑が見つかったと発表した。天文2(1533)年の年号が刻まれており、同市教委は、島原半島南部にキリスト教が広まる以前の宗教事情を知る貴重な資料になるとしている。
石碑は縦97センチ、幅80センチ。中央に阿弥陀如来が彫られている。大正時代に発行された原城のパンフレットに紹介されていたが、その後行方が分からなくなっており、8月の同市教委の調査で民家の裏庭で祠(ほこら)に祭られているのが見つかった。
同地方には1563年、キリスト教が伝来。それ以前の信仰については浄土宗の寺があった記録が残っているが、詳しいことは分かっていない。拓本を調査した県文化振興課の大石一久課長補佐は「浄土宗には地獄と極楽の概念があり、地獄と天国の思想を持つキリスト教が庶民に受け入れられる下地となったのではないか」とみている。
石碑の拓本は15日から26日まで、同町の原城文化センターで開かれる企画展「有馬の城とキリシタン」で公開される。
=2008/11/15付 西日本新聞朝刊=
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