長崎県島原市や南島原市深江町で長期災害をもたらした一九九〇年の雲仙・普賢岳の噴火から十七日で丸十八年になる。防災の決意を新たにするため島原市は十八日、九州大地震火山観測研究センター(同市)の平成新山への観測登山に職員を同行させ、防災、報道関係者らとの「防災視察登山」を実施する。
福岡管区気象台火山監視・情報センターによると、雲仙岳で今年観測された火山性地震は二十七回。火山性微動や落石震動はなかった。火山活動は静穏な状態という。
噴火災害当時、土石流や火砕流の被害が著しかった島原市安中地区の水無川導流堤内では十六日、「平成噴火の日 われん川再生行事」(安中地区まちづくり推進協議会主催)があった。地域住民のほか市や県、国交省雲仙復興事務所の職員ら約百五十人が参加。安中再生の象徴である「われん川」周辺で、除草やヒガンバナの球根約二万個の植え付けなどに汗を流した。
推進協議会長の大町辰朗さん(56)は「災害の記憶が薄れていく中、決して風化させないよう官民が協力して取り組みを続け、若い人たちに引き継いでもらいたい」と話した。
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