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2008.11.22(土) 読売新聞

キャセイ食品捜索 地元農家ら不安

 食品加工会社「キャセイ食品」(東京都)を巡る冷凍野菜の産地偽装問題で、県警は21日、同社に対する強制捜査に乗り出した。偽装の舞台とされる長崎工場(南島原市)がある島原半島では、4月にも島原市の食品加工会社による産地偽装が発覚したばかり。地元の農業関係者からは「産地の信頼とイメージが落ちないか」と心配する声も上がった。

 偽装問題が発覚した今月10日以降、操業を停止している長崎工場には「臨時休業」の紙が張られ、この日も門は閉じられたまま。午前9時ごろ、段ボール箱を抱えた捜査員18人が次々に工場の事務所に入った。

 工場は地元を中心に約160軒の農家と契約していたが、野菜の出荷はストップしている。南島原市商工観光課は「経済的影響は大きい。農家のために工場だけも再開してほしい」。近くで農作業をしていた女性(58)は「地元では偽装が続き、同じ農業にかかわる者として恥ずかしい」と吐き捨てるように語った。

 島原、雲仙、南島原3市を管轄する島原雲仙農業協同組合の担当者は「地元の農家には農薬の使用量を記録して提出しもらうなど、食の安心、安全に努力してきた。同じ地域で食品偽装が相次いで発覚して残念」と憤った。

 一方、東京の本社では午前8時半ごろ、捜査員約20人が到着し、ビル4階にある事務所に入った。阿部俊八社長は報道陣の前に現れたが、「(コメントは)勘弁してください」とだけ言い、事務所へ戻った。

2008年11月22日  読売新聞)



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