南島原の歴史再認識を目指す地域振興フォーラムin南島原(長崎新聞社など後援)が22日、南島原市有家町のありえコレジヨホールであった。約300人が解説、提言に聞き入った。
世界遺産国内暫定リスト入りしている「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の精神性の根源部分を担う原城跡、日野江城跡、吉利支丹墓碑の世界遺産登録推進の意義を見詰め直そうと二十四日に長崎市で開かれる列福式に合わせて市などが企画。
古巣馨カトリック長崎大司教区列聖・列福特別委員が「有馬セミナリヨの精鋭たちが現代に問いかけるもの」と題し基調講演。島根県立古代出雲歴史博物館の佐伯徳哉学芸員が「石見銀山世界遺産化のコンセプト」として事例報告した。
清水愼一JTB常務と南島原市出身のエッセイスト、岡部まりさん、大石一久県文化振興課課長補佐、佐伯学芸員が「歴史資産を活(い)かした地域振興 世界遺産登録を目指して」のテーマでパネル討議。
四人は「住民文化と観光のバランスが大事。史跡と周りの景観を守り、住民が参加する仕組みを」「有馬セミナリヨ発の天正遣欧使節は世界地図に日本を描かせ、日本が文明国であることを世界に知らしめた。有馬地域は日本の歴史に大きな影響を与えた」などと世界遺産登録推進への取り組みの価値をあらためて紹介。
岡部さんは「地域の歴史、資産の価値を生かし、市民が魅力を感じられるストーリーが必要」などと提案した。
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