食品加工会社、キャセイ食品(東京)の野菜産地偽装事件で、県警生活環境課と南島原署は二十五日、不正競争防止法違反(原産地の偽装表示)の疑いで、同社協力会社のサンチ(佐世保市)本社と佐賀県内の工場、田中食品(福岡県柳川市)の本社を家宅捜索した。
同署などの調べによると、両社はキャセイ食品の依頼を受け外国産野菜を無地の段ボール箱に詰め替えるなど、産地偽装に関与した疑い。田中食品は日本農林規格(JAS)法違反で福岡県から改善指示を受け、サンチも同法違反で九州農政局から厳重注意を受けている。
佐賀県伊万里市のサンチの工場では、午前十時ごろから捜索が始まった。捜査員約十人が出入りし、伝票、帳簿が入った段ボール箱のほか、「九州産ほうれん草」などと印刷された段ボールを運び出した。同日は三カ所で段ボール箱計約三十個分を押収した。
県警は押収した資料を分析し、キャセイ食品の偽装手口の実態解明を進める。