任期満了に伴う島原市長選は三十日、投票が行われ、即日開票の結果、新人で前県教育長の横田修一郎氏(61)=無所属=が、同じく新人で前市議の古川隆三郎氏(52)=無所属=との激戦を制し、初当選を果たした。
二〇〇六年に旧南高有明町と合併して初めての市長選。四期十六年間市長を務めた現職の吉岡庭二郎氏(72)が取り組んだ雲仙・普賢岳災害からの復旧・復興にめどが立ち、行財政改革や地域経済の活性化などをテーマに舌戦を繰り広げた。
横田氏は同市出身。今春、三十九年間務めた県を退職し、五月に島原へ帰郷。九月、吉岡市長が市長選への不出馬を表明した後、立候補を表明した。
島原商工会議所の久部貞男会頭が後援会長を務め、自民党市議団や市医師会、島原鉄道などの企業、連合長崎島原地協や島原地区労など約三百の団体などから幅広く推薦を集めた。市内での知名度不足から告示前は苦戦が伝えられたが、選挙期間中は豊富な行政経験や実行力をアピールしたほか、農水産物の販路拡大や「地域力を結集した市政経営」などを訴え、着実な地域振興を願う支持層に浸透した。
市内で青果業を営み、二期五年間市議を務めた古川氏は「民間の経営感覚を持ち、庶民の痛みが分かる政治をする」と訴え、組織に頼らない「草の根選挙」を展開。青年層などの支持を得たが、及ばなかった。
当日有権者数は四万十二人(男一万八千百七十九、女二万一千八百三十三)。投票率は70・19%(男69・62、女70・67)で前回の74・24%を下回った。
◇島原市長選(選管最終)
当 14,551 横田修一郎 61 無新
13,343 古川隆三郎 52 無新