南島原市の「大学生と“みなみしまばら”の未来を語る会」が五日、市役所であり、同市出身の大学生が松島市長と意見を交わした。
夢ある未来づくりと産業振興に役立てようと同市が初めて企画。東京、京都、福岡、大分など各都府県の大学に通う六人が参加し、市幹部に思いを率直にぶつけた。
学生たちは南島原の魅力を「歴史と自然」と強調。特に世界遺産候補になっている原城跡、日野江城跡、吉利支丹墓碑について「小中学校でも地元に誇れる歴史があることを詳しく学ばなかった」「史跡をどう活用するか。市民が観光客に歴史や史跡の価値を説明できるようにするための対策は」などと質問。松島市長、岩本副市長は「市民に価値を分かってもらうことが最重要課題。小中学生とその親を対象に地道に取り組む」と答えた。
一方、「大学の友人に知られていない」「県内の友人にも『島原出身』と言ってしまう」と知名度不足を指摘。「行政と民間が連携し、島原と差別化を図るべき」と提言した。また、「全国的に著名な原城、有馬が(市の名称の)候補に挙がっていたはず」「南島原では島原市の一部、付属みたいで説明しにくい」などと訴えた。
京都女子大四年の志岐舞子さん(22)は「(出身の)西有家の島原手延べそうめんを友人に配っている」と古里アピールの一例を報告。松島市長は「県にも南島原にも観光資源はたくさんあるが生かし切れていない。皆さんのフレッシュなアイデアをこれからもぜひ貸してほしい」と呼び掛けた。