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熊本県玉名市沖の有明海で海藻のアナアオサが異常発生し、干潟を緑の芝のように覆っている。地元の大浜漁協が干潮時に農業用トラクターで取り除いているが、繁殖が早くて追いつけない。今年は特産のアサリが不漁傾向。さらに悪い影響があるのでは、と関係者は気をもむ。
昨年10月ごろから、長さ20~40センチのアナアオサが市内の菊池川河口から沖合に幅約1キロ、長さ4キロにわたってびっしり繁殖している。前田誠一組合長は「アサリが一番とれるはずの時期なのに、海藻で日光が遮られ、酸素も減って稚貝が育たなくなりそう」と心配する。
今月24日には熊本県と玉名市、大浜漁協が海藻の繁茂状況とアサリなどの生息状況を調べた。菊池川河口付近の長さ約4キロ、沖合1キロの干潟の24地点で、アナアオサとアサリを採取し、6地点で泥を採取した。梅崎祐二・熊本県水産研究センター次長は「アオサの量や重さ、アサリの生息数、泥の成分などを分析し、アオサ大量発生の実態解明に努めたい」と話す。
有明海の生態を研究する堤裕昭・熊本県立大環境共生学部教授は「田畑の肥料などの栄養分が川から大量に流れ込んだのが原因とみられ、アサリの不漁と直接の関係はないと思うが、毎年続くなら対策を考えたほうがいい」と話している。
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