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第58回全国農業コンクール(毎日新聞社など主催、株式会社クボタなど協賛)で、県内から畜産部門で島原市有明町湯江丁、芝田正さん(53)の作品「ゆとりある養豚経営の実践」が長崎支局長賞に選ばれた。喜びの声を聞いた。【古賀亮至】
◇ゆとりある養豚経営の実践
「人づくりがゆとりある経営につながった。評価されてうれしい」と受賞を喜ぶ。島原農高を卒業し、会社勤めを3年。「人から使われるのがいやで」母親が飼う母豚10頭を引き継いだ。01年に有限会社「ワールドファーム」設立。設立時は社長の芝田さんら4人、母豚350頭だったが、今は社長、社員ら15人、母豚450頭になった。
養豚は病気をいかに防ぐかがポイント。自家配合飼料で病気になりにくい餌を研究した。また、母豚▽離乳豚▽子豚▽肉豚--に分けた豚舎19棟は離して配置、病気の伝染から守る。
グループごとに移動させ、空にした豚舎を消毒し、そのまま10日置く「オールイン・アウト」も徹底。清潔な豚舎は消費者団体などが見学に訪れる。母豚1頭当たりの出荷頭数は21頭で、県内トップクラスだ。
人材育成に力を入れ、手間のかかる養豚経営で週休1日を実現。年平均2人を採用する際は、スポーツ経験者を選ぶ。「瞬間の判断力が必要だから。この豚は病気じゃないか、隔離するか、治療するか。そういう判断力を伸ばしたい」と話す。
今年4月には県立農業大学校でバドミントンに打ち込んだ和田恵美さん(20)を採用。女性の採用は初めてで、分娩(ぶんべん)を担当。芝田さんは「やる気がある」と期待している。
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