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雲仙・普賢岳噴火災害前の島原半島の立体地図が、南島原市に寄贈された。製作したのは長崎市新戸町の牧野龍馬さん(83)。妻の良子さん(79)とともに同市役所を訪れた牧野さんは、松島世佳市長に2枚の地図を手渡した。
船舶検査官だった牧野さんは定年退職後、立体地図づくりを趣味にしていた。1990年11月に雲仙・普賢岳の噴火が始まると「地形が変わる前にぜひとも記録しておこう」と思い立ち、翌91年1月から5万分の1の立体地図づくりに着手した。国土地理院の地形図を基に、等高線に沿って厚紙を1枚ずつ切り抜いて重ね合わせる手法で、1年かけ完成させた。
93年に2万5000分の1の地図を入手し、さらにもう1枚の地図づくりに取り組んだ。2枚とも縦横約1メートルの大きさで、これまで自宅玄関に飾っていたが、島原半島の世界ジオパーク加盟への取り組みを知って南島原市への寄贈を思い立った。
地図は、深江断層や布津断層など半島特有の地形がはっきりと分かる。牧野さんは「新しい地図が手に入れば、噴火後の立体地図づくりにも挑戦したい」と話した。
=2009/05/24付 西日本新聞朝刊=
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