消防団員や報道関係者ら四十三人が犠牲になった雲仙・普賢岳噴火災害の大火砕流惨事から六月三日で丸十八年になるのを前に、被災物を展示する「火砕流の爪痕(つめあと)展」が、島原市平成町の雲仙岳災害記念館で開かれている。六月二十一日まで。
当時を物語る被災物を見てもらうことで自然の猛威を再確認し、災害の教訓を後世に伝えようと企画。火砕流で焼けたミニバイク、農機具、双眼鏡のほか、消防団員の雨具や靴、溶けたガラスや缶など約二十点を展示している。
二〇〇五年に同市上木場地区で見つかった日本テレビの火砕流被災カメラを題材に、同社が制作、放送したドキュメント番組のビデオも上映。会場では観光客らが被災物にじっくり見入り、火砕流のすさまじさの一端を感じ取っていた。
福岡県前原市から訪れた村瀬悦世さん(60)は「犠牲者の遺族のことを思うと胸が締め付けられる。災害を忘れず、継承していくことが大切と思う」と話した。入場無料。
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