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雲仙・普賢岳大火砕流から18年 「忘れぬ」鎮魂の灯 長崎・島原
2009.6.4(木) 西日本新聞

 長崎県雲仙・普賢岳で1991年に起きた「6.3大火砕流」から18年を迎えた3日、被災地の同県島原市では、大火砕流が発生した午後4時8分、犠牲となった消防団員や住民など43人を弔うサイレンが鳴り響き、遺族や市民が冥福を祈った。同日夜には、島原市平成町の雲仙岳災害記念館で子どもたちが約500本のキャンドルに火をともし、平成新山を背景に揺れる灯を見つめ、鎮魂と地域再生への思いを新たにした。

 消防団の犠牲者が集中し、今も被災したポンプ車などが残る同市北上木場の農業研修所跡で行われた追悼式には、遺族など約50人が参列。当時と同じ曇り空の下、分団長だった兄の岩崎丈平さん=当時(36)=を亡くした治男さん(50)がサイレンに合わせ、鐘を打ち鳴らした。

 28歳で故郷を離れ、北九州市八幡西区に住む治男さんは「18年が過ぎても思い出すのは美しかった被災前の故郷の姿ばかり。噴火のことは忘れることはできない。兄にはご苦労さまと声をかけてあげたい」と話した。

=2009/06/04付 西日本新聞朝刊=




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