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雲仙普賢岳噴火:大火砕流から18年(その2止) “助け合い”忘れない 
2009.6.4(木) 毎日新聞

 ■第五小

 島原市立第五小(宮崎邦彦校長、400人)では3日、「いのりの日」の集会が開かれ、3年生65人が災害学習の成果を発表した。

 3年生たちは、今年5月から同校の災害資料室やビデオなどを見て学んだ普賢岳災害の内容を、数人ずつ順番に声をそろえて発表。「消防団員など43人が亡くなった」「当時の小学生は仮設校舎などで勉強した」「公民館などで避難生活を送った」--などと説明。合唱も披露した。また、災害当時を知る同市の元保育士(62)の体験講話もあった。

 宮崎校長は「復興できたのは、お父さん、お母さんや地域の人たちの『この地域に戻りたい、どうにかしたい』という気持ちがあったから。『いのりの日』を通じて、命の大切さや人の温かさ、復興に向けた強い団結力などを学んでほしい」と語った。

 ■第三小

 島原市立第三小(原賀寿郎校長)では、全校朝会で同校の講師、林田修平さん(24)が災害体験を全校生徒384人の前で話した。

 「これは小学生が通学する時、かぶっていたヘルメット。先生は小学時代を災害とともに過ごしました」。18年前の6月3日、林田さんは市立第四小1年生だった。火砕流は免れたが、2年生のころから土石流が激しくなり、仮設校舎や近くの第一小で合同授業を受けた。6年生の6月に終息宣言し、その年の秋、4年ぶりに母校で運動会をしたという。

 「島原に生きる限り、火山と共生しなくてはいけない。そして当時、全国から救援物資をもらったように、どこかで災害があれば助け合いましょう」と生徒にメッセージを送った。

 ■消防団慰霊碑

 島原市平成町の「殉職消防団慰霊碑」前の献花台では、遺族や消防団員らが白菊を供えた。

 午前9時からは、消防団長や分団長ら9人が献花し、黙とう。本田庄一郎・島原市消防団長は「(災害を)風化させてはいけないと改めて感じた。地域住民のために活動するという先人の遺志を守っていかなければならない」と、大火砕流の犠牲となった12人の消防団員の名前が刻まれた碑を前に誓っていた。




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