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島原市の県立島原農高の食品加工部(15人)が、小麦粉の代わりにサツマイモの粉を使った「ろくべえカステラ」を発案した。この粉でめんを作る郷土料理「六兵衛」からヒントを得て1年間をかけて研究してきたもので、通常のカステラより低カロリーで、ミネラル分も多い。生徒たちは「島原の新たな特産品になれば」と期待している。(篠原太)
島原には、サツマイモの粉でめんを作り、それを汁につけて食べる「六兵衛」という郷土料理がある。1792年(寛政4年)の雲仙・普賢岳噴火による飢饉(ききん)で生まれ、多くの住民を救ったという。
島原では、1990年からの普賢岳噴火で観光業が落ち込んでおり、生徒たちが「島原を救った六兵衛で新たな特産品を作れないか」とサツマイモの粉に着目。全国的にも有名なカステラへの利用を思いつき、昨春から研究し始めた。
生徒たちは、雲仙市でカステラを製造する「千鶏カステラ本舗」でアドバイスを受けるなどして製造方法を学んだ。サツマイモの粉だけでは、生地がパサパサと乾いた食感になるため、別のでんぷん質の粉を加えて、しっとりと仕上げた。やや緑がかった色の生地が特徴で、一般的なものより、糖質も少なく、食物繊維も多く含んでいるという。
食品加工部部長の3年、伊藤裕徳さん(17)は「ヘルシーなカステラで、今までにないおいしさです」と自信たっぷり。
このカステラは、千鶏カステラ本舗が独自のアレンジを加えて製品化し、早ければ今月下旬にも販売を開始する。価格は未定。問い合わせは千鶏カステラ本舗(0957・37・2254)へ。
(2009年6月17日 読売新聞)
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