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有明海全域で赤潮 八代海でも 養殖魚に被害
2009.8.1(土) 西日本新聞

熊本県沿岸の八代海と有明海を中心に、福岡、佐賀、長崎県沿岸で赤潮が発生していることが31日、熊本県のまとめで分かった。有明海全域に赤潮が及ぶのは19年ぶり。県によると、八代海で養殖ブリ約1万3000匹が死ぬなど、漁業被害も出ている。熊本県は赤潮警報を発令し、漁業者に養殖魚の早期出荷や、えさ止めの徹底を呼び掛けている。

 同県水産研究センターによると、有明海では7月3日、警報値を超す有害プランクトン「シャットネラ」を確認。八代海でも同14日に警報値を超え、赤潮警報を発令した。漁業被害はここ数日で急増し、養殖ブリの被害は有明海にも拡大。天草漁協大矢野支所(同県上天草市)は「有明海の養殖シマアジも約2万匹死んだ」と話している。

 同センターは「大雨で川の栄養塩が海に流れ出た後、気温が上昇したため、シャットネラが発生する条件が整ったのではないか」と分析。天候次第では赤潮がさらに拡大する恐れもあるという。 同県天草地域では31日、地元漁協が死んだ養殖魚の処分作業に追われた。天草漁協(天草市)は「これだけ広範囲で赤潮が発生したのは記憶にない。ブリは出荷間近で、海が元通りになるのを待つしかない」と話した。

=2009/08/01付 西日本新聞朝刊=




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