|
有明海と橘湾で発生した赤潮の影響でハマチなどの養殖魚が大量死した問題で、雲仙市と南島原両市合わせ約24万匹がへい死し、被害総額は約4億2600万円に上ることが12日分かった。
内訳は橘湾東部漁協(雲仙市、13業者)の被害が約2億7千万円、島原半島南部漁協(南島原市、2業者)が約1億5600万円。全15業者合わせ死んだ魚はハマチ約20万3千匹、ヒラス約1万匹、タイ約2万7千匹、トラフグ約4千匹。両市が設置している赤潮被害対策本部がまとめた。
赤潮の原因は植物性プランクトン「シャットネラ・アンティーカ」の大量発生。魚はえらを傷めて窒息死する。7月24日、南島原市の口之津港で最初に養殖ハマチのへい死が確認され、その後被害は島原半島を時計回りに広がった。
これまでに約240トンの死魚を回収し、飼料の原料にしたり焼却処分した。掛かった費用は両市と県が補助する方針。
橘湾東部漁協の井上真二組合長は「3年もの、2年もののハマチがほぼ全滅。残った1年ものを出荷するまで2年間かかる。生活費や運転資金も必要。来年の正月に出荷できる中間魚を仕入れて育てたい。融資制度だけでは厳しい。漁業者はみな補助を求めている」と話している。
|