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雲仙市国見町―熊本県長洲町間を結ぶ「有明フェリー」を運航する有明海自動車航送船組合は4日、車で乗り込み、土日曜と祝日に往復券を購入した人に限り、復路の運賃を1000円に値下げすると発表した。民主党が公約に掲げる高速道路の無料化を視野に入れた措置で、値下げ期間は約2か月。「無料化されればフェリーの存在がかき消される」(同組合)との危機感があり、値下げで「先手」を打った形だ。
6メートル未満の車両が対象。車の大きさに応じて料金は4種類に分かれており、「6メートル未満」の利用料は、片道2700円で往復5400円。割引が適用されると、復路が1000円となり、計3700円になる。復路の利用は、乗船券を購入した日を含めて3日以内が条件で、割引期間は今月26日~11月29日。
同組合は、長崎、熊本両県で構成され、フェリーは国見町―長洲町間を約40分で結んでいる。同組合によると、自動料金収受システム(ETC)搭載車の週末の高速道路利用料が上限1000円になった3月末から、利用者が激減。3月末から8月末までの利用者数は、前年同期比で22%も下がったという。
同組合は「無料化されると非常に厳しい。値下げで使ってもらえることで、フェリーは環境に優しい乗り物だとアピールしたい。今回の割引でどれくらい利用者が増えるのかを見極め、今後の料金体系の参考にしたい」としている。
(2009年9月5日 読売新聞)
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