|
国土交通省雲仙復興事務所は、雲仙・普賢岳砂防施設計画検討委員会(委員長・下川悦郎鹿児島大農学部教授)を開き、島原市の水無川、中尾川の砂防計画を修正した。島原半島の世界ジオパーク加盟を受け、景観にも配慮した砂防施設の設置を目指す。
水無川水系の赤松谷川は、現行計画が策定された2001年度に比べ、浸食谷が発達し土石流が起こりやすくなっているため、右岸導流堤を4メートル高くし、南島原市深江町側へのはんらんを防ぐ。
同水系のおしが谷川は、溶岩ドーム(平成新山)から流出した堆積(たいせき)物の景観的価値を重視。川を横切るように計画されていた大規模な堰(せき)の築造をやめ、両岸に小型の浸食防止壁を配置し地質を保護する。島原市千本木地区の中尾川は、復元している樹木が土石流に巻き込まれないよう、樹林帯の中に土石流防止柵を設ける。
=2009/09/15付 西日本新聞朝刊=
|