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大野木場小旧校舎焼失から18年 「苦しいこと乗り越えて」
2009.9.16(水) 長崎新聞

雲仙・普賢岳噴火による大火砕流で南高深江町立(現南島原市立)大野木場小旧校舎が焼失して丸18年を迎えた15日、同市内の小、中学校では噴火災害を語り継ぐための集会や研究発表会などが開かれ、児童、生徒が被災の記憶と教訓を継承していくことを誓った。

 1991年9月15日、大野木場地区を襲った大火砕流は、同小旧校舎を焼き尽くすなど、同地区に甚大な被害を与えた。住民は長い間、仮設住宅などへの避難生活を強いられ、同小の児童も仮設校舎での学習を余儀なくされた。このような被災体験を継承していこうと、同市は昨年から9月15日を「普賢岳災害を語り継ぐ日」と定めた。

 この日、同市立布津小(坂上三徳校長)では、当時、大野木場小の教頭(のちの校長)だった高柳忠昭さん(66)=同市深江町=を講師に迎えて集会を開催。同小第1、2分校を含めた174人の児童が体験談に耳を傾けた。

 高柳さんは写真や、児童が書いた作文などを紹介しながら、「ヘルメット、マスク、ゴーグルをつけないと登校できない日もあった」「いろんな方から励まされ、感謝の気持ちを持って災害を乗り越えようと頑張った」などと当時の子どもたちの状況を説明。「いろんな苦しいことがあるかもしれませんが、避けないで頑張っていこうという気持ちを持って。命を大事にしっかり勉強してください」と呼び掛けた。

 一方、同市立大野木場小(吉田英則校長)の児童が災害学習の成果を発表する予定だった「大野木場メモリアルデー2009」は、新型インフルエンザの影響で開催を見送った。

 【編注】坂上三徳校長の「徳」は、ツクリの心の上に一




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