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干満差が激しい有明海の特長を生かした古式漁法「石干見(いしひみ)」で使う石垣「スクイ」の修復作業がこのほど、島原市の長浜海岸であり、市民らでつくる「みんなでスクイを造ろう会」(中山春男会長、37人)の会員ら約40人が石の積み替えに汗を流した。
石干見は海の中に弧を描くように石垣を築いて潮が引いた時に残った魚を捕る。島原半島では、江戸時代の築とみられるこのスクイ(全長270メートル、幅2~5メートル、高さ2メートル)だけになり、持ち主だった旅館から寄贈を受けた市が06年に修復。昨年結成した会が、春秋の大潮の日に以後の作業を担っている。
この日、約40人は干潮の午後4時に向けて姿を大きくしていくスクイの上を渡り、石を積み替えた。干上がるとエイやフグなどが捕れ、子供らは歓声。同市有明町から家族5人で参加した市職員、尾崎正祥(まさひろ)さん(41)は「作業で腰が痛くなったが、子供たちは本物の磯遊びを味わえてよかった」と話した。
中山会長は「原始的漁法を体験できる文化遺構。市民全体で保存、活用し、市の文化財指定を目指したい」と希望を語った。【古賀亮至】〔長崎版〕
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