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壮麗 日野江城
2009.10.15(木) 朝日新聞

■史料集め城郭想像図
 国指定史跡で、キリスト教関連遺産として世界遺産の暫定リスト入りしている南島原市北有馬町の日野江城跡の城郭想像図を、地元の郷土史家グループ「有馬歴史研究会」が完成させた。

■南島原の郷土史家グループ
 想像図は縦85センチ、横140センチ。市教委の発掘調査やイエズス会日本年報などの欧文史料、航空写真を基に、キリシタン大名の13代当主有馬晴信が整備したとされる往時の城郭の姿を再現した。上部に本丸御殿があり、堀を兼ねる大手川には、有明海に通じる船着き場もあった。

 会のメンバー20人が史料を集め、井村安英さん(50)が図を描いた。井村さんらによると、1219年ごろ築かれた。最初は素朴な山城に近かったが、次第に整備され、大規模な石垣や堀を有し、やぐらや本丸御殿のある近世の城の構造に進化したという。1590年に城を訪れたポルトガル人宣教師は「日本に、これほど壮麗な建造物があるなどとは考えてもみなかった」と記した報告を残しているという。

 日野江城は、島原城の築城に伴い、1618年ごろに廃城となった。石垣の石などが島原へ持ち去られたことなどもあって、城郭の全体像はほとんど分かっていなかった。井村さんは「想像図とは言え、あらゆる史料を使って復元したつもり。キリシタン文化の中心地だった故郷の姿をしのんでほしい」と話している。




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