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◇無投票 経費削減 急務の課題
雲仙市長選と同市議選(定数26)が1日、告示された。市長選には、現職の奥村慎太郎氏(55)の他に立候補の届け出はなく、同氏の無投票再選が決まった。市議選には、30人が立候補した。
◆市議選には30人立候補
奥村氏は、同日夜、同市愛野町の選挙事務所で「雇用機会の創出と市内交通網の整備に力を入れ、時代の要請である地方分権に応えられる自治体をめざしたい」と2期目の抱負を語った。
奥村氏は05年、島原半島北部の7町が合併して発足した同市の市長選で、初代市長に選ばれた。2期目を無投票で信任されたとは言え、市が抱える課題は多い。06年には旧町時代からの悪弊を引きずる架空取引による裏金の存在が発覚。職員の公金横領や飲酒運転などの不祥事が後を絶たない。
市の借金に当たる市債残高は312億円(08年度決算)で、市民一人当たり63万円にのぼる。一般会計の当初予算も8割近くを依存財源に頼っており、国の合併特例措置(普通交付税による財政保障)が終わる12年後をめどに、大幅に減額しなければならない。人件費や事務費など一層の行政コストへの切り込みが急務となる。
奥村氏がかつて秘書を務めた地元選出の久間章生氏(自民)が今夏の衆院選で落選し、有力な後ろ盾を失った影響も無視できない。民主党中心の政権下で、市民目線の市政をどこまで追求し実現できるか。改めて手腕が問われる。
一方、市議選には、新旧別では現職22人、前職1人、新顔7人が立った。党派別では共産2、公明1、無所属27で、女性候補は1人。投票は8日午前7時~午後6時、市内41カ所の投票所で。午後8時から、吾妻町の吾妻体育館で即日開票される。
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