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イチョウの一枚板のカウンターに座ると、大将の池田光明(こうめい)さん(48)はにっこり。出されたのが大村産の青ナマコ(400円)。ダイダイをぎゅっと絞る。軟らかくて深い味わいに「ナマコは硬くなきゃ」の信条が消えた。こちらの感動を予想した笑顔だったのがニクイ。
常備する南蛮漬けは、この日は島原の冬の定番トラハゼ(300円)。目の前で梅とシソをはさんだイワシの天ぷら(500円)を揚げ、ヒラメを刺し身(1000円)にしていく。ごはん(200円)と磯の香りのアオサ汁(200円)を付けた。
メニューはあってなきがごとし。大将は客とのやり取りで出すものを決める。「これを食べてもらいたい」と常連の顔を思い浮かべて仕入れるそうだ。
大将の後ろに、有家中時代の恩師が揮ごうした「海趣」が額に。通うほどに「海の味」が広がる店。【古賀亮至】
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◇いけす料理 いけだ
島原市秩父が浦町。17~23時営業。不定休だが大みそかと元日は休み。0957・62・8920。
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