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「食の世界遺産」こぶ高菜を学ぶ慶大生・大城戸七海さん 
2010.2.18(木) 毎日新聞

◇地域に根差し貢献を--大城戸七海さん(20)=雲仙市

 福岡市出身。慶応大でIT(情報技術)などを学び、土には触れたこともなかった。横浜市で両親と離れて暮らし、「改めて自分たちの食べ物を意識した」と、農林水産省が農村に人材を派遣する事業「田舎で働き隊!」に応募。09年3月、3泊4日で雲仙市吾妻町の農事組合法人「守山女性部加工組合」へ。これが一大転機となった。

 そこでは、国際スローフード協会(本部・イタリア)が認定する「食の世界遺産」の最高位に日本で唯一選ばれた「雲仙こぶ高菜」を栽培していた。原種に近い、根元に数センチのこぶが生える不思議な高菜。農家の女性10人が「地域の文化を守ろう」と、種栽培の段階からすべて無農薬で、漬物の調味料も手作り。体力的にハードだったが「これだけでは本当のことは分からない」と大学を休学した。

 09年8月から半年間、組合代表理事の馬場節枝さん(59)宅に泊まり込み、種まきから草取り、収穫までをこなした。一方、ブログでこぶ高菜の情報を発信し、1月13~19日に日本橋三越本店で販売すると評判を呼び、約100キロを売り上げた。馬場さんは「私たちの売り込みは限界がある。思いを多くの人につないでくれて感謝です」。

 研修は2月末で終わる。「地域に根差す生き方はとてもすてき。卒業後は九州に戻り、活性化に貢献したい」【錦織祐一】

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 ★プロフィル

 福岡市出身。慶応大総合政策学部2年。「海外志向でしたがかなり変わりました」





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