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島原市中心部で「島原城下ひなめぐり」が開かれている。江戸、明治時代などから現代のひな人形まで約3000体が商店や飲食店など100店以上で公開され、買い物客や観光客らが足を止めて見入っている。
観光客らにゆっくりと町を散策してもらおうと、島原温泉旅館組合などでつくる実行委員会が企画し、6回目。
厚紙に着物の布を張りつけ、綿を詰めた「押し絵びな」は、明治中期から昭和初期にかけて城下町に住む庶民の間で親しまれた。島原地方でも一部の家庭で作られていたが、同市の一番街商店街にある白山履物店の白山サダさんがオリジナルを製作、販売して広まったという。
押し絵びなは島原城観光復興記念館と白山履物店で見ることができる。同市新町の主婦松田イツ子さん(80)は、「私が生まれた時にもらったものがあるが、娘も育ってからは、しまい込んだまま。この愛らしさが懐かしい」と目を細めていた。
万町商店街の山之内時計店には、普賢岳の火山灰で作られた小さなひな人形が展示され、毎年、市内外から多くの観光客が訪れるという。山内信子専務は「このひな人形には独特の味がある。ぜひ、見て、触れてほしい」と話している。
3月7日まで。問い合わせは実行委(0957・62・3986)へ。
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