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雲仙市南串山町の京泊漁港で27日、同町の社会福祉法人八幡会(志賀稔理事長)が運営する知的障害者授産施設「あかつき学園」(南島原市加津佐町)の利用者が魚の養殖に使う新船、第5やはた丸(全長14メートル、5・5トン)の進水式があった。
同学園では1983年から就労訓練などの一環で、地元住民らの協力を受け、同漁港沖で養殖に取り組んできた。現在、いかだ8基でタイ2万5千匹、シマアジ1万匹、イサキ3千匹を育てている。地元漁協を通じて出荷し、売り上げは利用者に還元している。障害者が養殖に取り組むのは全国的にも珍しいという。
同学園は男女50人が利用し、養殖に励むのは20~40代の男性5人。給餌のほか、スーパーや鮮魚店への出荷作業も行っており、住民らと触れ合いながら働く喜びを感じているという。
新船は、これまで21年間使った船が老朽化したため発注。日本財団(東京)から960万円の助成を受け、約1500万円で購入した。デッキに凹凸がなく、船首から船尾まで車いすに乗ったまま移動できる。
進水式には関係者ら約200人が出席。神事の後、大漁旗を掲げ、同学園の利用者が乗り込む新船が漁港内をパレードし、祝った。志賀理事長は「日本財団に感謝している。知的障害者だけでなく、地元の園児からお年寄り、一般市民らもこの船に乗って餌やりなどを体験してほしい」と話している。
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